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DD範囲の決定とDDチームの組成

デュー・デリジェンスの基本的な流れ

DD範囲の決定とDDチームの組成

デュー・デリジェンスに絶対的な決まりはありませんから、どのようなデュー・デリジェンスを行うのかはケースバイケースで、経営者が必要に応じて決めることです。ただし、一般的には事業デュー・デリジェンス、財務デュー・デリジェンス、法務デュー・デリジェンスの三大デュー・デリジェンスは、ほとんどのM&Aにおいて必須のデュー・デリジェンスといえるでしょう。そのほかのデュー・デリジェンスについては、案件ごとに必要性を検討した上で決めることになります。

いずれにしても、デュー・デリジェンスの範囲が決定したら、それぞれの専門家への依頼を行った上で、デュー・デリジェンスのチームを組成することになります。

ここでひとつ触れておきたいのが、専門家への依頼タイミングです。私たちがよく直面するケースというのは、デュー・デリジェンス実施の直前のタイミングになって依頼を受けるというケースです。外部専門家を活用した詳細なデュー・デリジェンスが実施されるのはM&Aプロセスの比較的後半になるため、デュー・デリジェンスまで進むかどうか不透明な段階においては、なかなか専門家に依頼しづらいというのが原因であると思われます。しかし、専門家側からすれば、仮にブレイクになる可能性があるとしても、できるだけ早めにデュー・デリジェンス実施の可能性を把握しておくことができれば、準備に十分な時間を割くことができますし、人材についてもより適切な人材を配置することが可能となります。ですから、より効果的なデュー・デリジェンスを行うという視点でいえば、早期に依頼を行っておくのがおすすめです。

キックオフミーティングと各プレイヤーの連携

DDチームを組成したら、買主のM&Aプロジェクトチームと各種デュー・デリジェンスのプレイヤーが一同に会して、キックオフミーティングを行います。

キックオフミーティングにおいては、デュー・デリジェンスを行う各プレイヤーの顔合わせ、M&Aプロジェクトの内容説明、その時点までに買主サイドで把握している情報の共有、大まかなスケジュールの説明、共有などが行われることになります。

このキックオフミーティングは案件によっては省略されてしまうことも少なくありません。しかし、デュー・デリジェンスを効果的かつ効率的に行いたいのであれば、キックオフミーティングは決して省略すべきではありません。

各種のデュー・デリジェンスはそれぞれ、弁護士、公認会計士といったその道の専門家に依頼することになるわけですが、だからといって、それぞれのデュー・デリジェンスが完全に独立別個のものというわけでもないのです。たとえば、財務デュー・デリジェンスで必ずテーマになる簿外債務の問題については、法務デュー・デリジェンスで把握している内容を基礎として、財務面からの評価を行っていくのが効果的かつ効率的であるといったように、各プレイヤーが連携することで、それぞれのデュー・デリジェンスで関係しあう部分の情報共有を行うことが可能となり、最終的な報告書の品質にも影響してくることになります。また、場合によっては各デュー・デリジェンスで重複してしまう内容などもあるため、そういった部分について事前調整することで、タイトなスケジュールの中でも効率的にデュー・デリジェンスを進めていくことが可能となります。

このように各プレイヤーの横の連携というのは、デュー・デリジェンスにおける重要な要素となるため、キックオフミーティングは重要な意味を持っているといえるのです。

セミナー情報

2015年08月28日(金)
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M&Aにおける『知的財産実務』の勘所
2015年08月07日(金)
13:00~17:00
専門家を使いこなすための『M&A』の知識
終了いたしました 2015年03月06日(金)
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専門家を使いこなすための『M&A』の知識

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